先日会社のPCが急にインターネットに繋がらなくなりました。VPN接続後にインターネットが繋がらないのは相手のVPN先の拠点からのみインターネット接続を行う構成にしているためです。今回はVPN経由でインターネットに接続できなくなり、復旧に至るまでの試行錯誤を記事にまとめてみようと思います。VPN経由でインターネット接続している方に向けての記事となります。
それでは、短い記事ですがどーぞ!
ネットワーク機器の再起動でも復旧せず
まず最初にだれもが行うこととしては、VPN間のルータの再起動だと思います。ネットワークの設定は何も変更していないので大概の場合、ルータの再起動を行えば復旧すると誰もが思いますよね?私もその一人でした。そして難なく両拠点間のルータの再起動完了。
しかし、インターネット接続が復旧しない。相手のネットワークにping飛ばしても
「転送中に TTL が期限切れになりました」という見たこともないメッセージが返されたのです。次に疑ったのはネットワーク障害の可能性でした。
ネットワーク障害を疑え
機器の再起動で復旧しないとなると、拠点間のネットワークに障害が起きてる可能性を疑いました。まさか障害が起きてるとは考えにくいと半信半疑ではありましたが、サポートに問い合わせを行いました。VPNのIDとかを聞かれて調査をしてもらったところなんと、障害が起きているとのこと。正直びっくりでした。
そして復旧のために技術者を派遣するとのこと。
原因調査に四苦八苦
そして技術者がやってきました。技術者の方はまず、VPNルータにつながってるONU機器を取り出し、そこにつながってる光ケーブルを取り出しました。そして専用の機器で電波の強度を計ったのです。そしてわかったことは、80メートルほど先で通信が途切れてるとのこと。80メートル?
ここからが難航したのですが、光ケーブルが屋内から屋外に出る出口を見つけ、そこから屋外の電柱にどうやってケーブルが伸びてるのかを調べました。そもそもVPNの工事をやったのもかなり昔なので、だれもケーブルの屋外への経路がわからず。。。
技術者の経験などをもとに何とか屋外へのケーブルを見つけどこで電波が途切れてるかを調べてもらいました。
VPNが切れた原因
技術者の方は近くの電柱に上り、そこから光ケーブルを辿って原因を探していました。
そして、ついに原因が判明したのです。技術者の方が言うには、光ケーブルが物理的に切られていたとのこと。そんなことなかなかありませんよね!?
それで、なぜそんなことになっているのかと聞くと、おそらく、、、
庭師の方が間違って切ってしまった可能性が高いとのこと。そういえば会社の敷地内の木々のメンテナンスに当日は造園業者がメンテナンスに来ていました。
そして、庭のメンテナンス作業の途中で高いところの木を整えていたところ、誤って光ケーブルを切断してしまった可能性が極めて高いとのこと。
そんなことあるぅ??
これが正直な感想です。
まとめ
最後にまとめ。もしVPN接続後にインターネット接続が出来ない場合、拠点間のルータを再起動て復旧しない場合はネットワーク障害を疑いましょう。ネットワーク障害が確認できればあとはどこでネットワークが途切れてるかを特定します。
もし当日に造園業者などの高いところの作業を行うような人がいたら要注意です。
以上、短い記事でしたら皆様のお役に立てれば幸いです。
ごまさば