自分の意見がないかのように、なんでも部下に聞いてくる上司っていますよね?一見すると、「頼りない」「自分で決められない」と感じてしまうかもしれません。しかし、本当に「なんでも部下に聞く上司」はダメな上司なのでしょうか?私は一概にそうとは言い切れないと思います。状況によっては、部下の成長を促し、チーム全体のパフォーマンスを向上させる「良い上司」である可能性も秘めているのです。今回はそんな上司にフォーカスした記事にまとめたいと思います。
それでは短い記事ですがどーぞ!
「ダメな上司」と「良い上司」の境界線
「なんでも部下に聞く上司」が、どのような場合に「ダメな上司」になり、どのような場合に「良い上司」になるのか、その境界線をご説明してみます。
「ダメな上司」になってしまうケース
意思決定を丸投げしているだけ: 部下の意見を聞くだけで、最終的な判断や責任を上司が取ろうとしない場合です。部下は「結局、上司は何も決めてくれない」と感じ、不満や不信感を抱くようになりますよね。
責任回避のため: 自分の失敗を恐れ、部下の意見を盾にしようとしている場合です。もし問題が起きた際に「部下の意見を聞いた結果だ」と言い訳をするような姿勢が見え隠れすると、部下からの信頼は失われますね。
目的意識がない: なぜ部下に聞いているのか、その意図や目的が曖昧な場合です。単に「何か意見はないか」と聞くだけでは、部下も何を答えて良いのか分からず、時間の無駄になってしまいます。
「良い上司」である可能性を秘めるケース
部下の成長を促すため: 部下に考えさせ、主体的に行動する機会を与えたいと考えている場合です。意見を求めることで、部下は当事者意識を持ち、問題解決能力や意思決定能力を養うことができます。
多様な視点を取り入れるため: 自分にはない視点やアイデアを部下から引き出し、より良い意思決定をしたいと考えている場合です。特に、現場に近い部下の意見は、具体的な課題解決に繋がる貴重な情報となることがあります。
チームのエンゲージメントを高めるため: 部下の意見を尊重し、チームの一員としての貢献意識を高めたいと考えている場合です。自分の意見が採用されたり、議論に参加することで、部下は「自分もチームに貢献している」という実感を持つことができます。
情報共有を促すため: 部下が持っている情報を引き出し、共有することで、チーム全体の情報格差をなくし、スムーズな業務遂行を目指している場合です。
「なんでも部下に聞く上司」を活かす部下の心得
もしあなたの周りに「なんでも部下に聞く上司」がいても、すぐに「ダメな上司だ」と決めつけるのは少し早いかもしれません。彼らが「良い上司」である可能性を信じ、その意図を汲み取って行動することで、あなた自身の成長にも繋がることが期待できます。
まとめ
「なんでも部下に聞く上司」は、一見すると頼りなく見えがちですよね。しかし、その裏には、部下の成長を願う気持ちや、チームの力を最大限に引き出したいという意図が隠されていることもあります。もしあなたの周りにそのような上司がいるなら、彼らの真意を見極め、積極的にコミュニケーションを取ってみてはいかがでしょう?きっと、あなた自身の成長に繋がり、チーム全体の生産性向上にも貢献できるはずです。
あなたの上司はきっと良い上司です!
以上、今回の記事があなたのお役に立てれば幸いです。
ごまさば