女性社内SEの日常ブログ

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【Fiverr】詐欺にあいそうになった話。

先日、Fiverrで詐欺にあいそうになりました。とても巧妙な手口だったのでもしFiverrでメッセージをやり取りされてる方でこのバイヤー怪しいかも?と思ってる方の役に立てれば幸いです。

それでは、短い記事ですがどーぞ!

詐欺師の手口の概要

今回ご紹介する手口は同様の手口が使われてる可能性があります。日本人セラーの方お気を付けください。それでは、本編へ行きましょう。

いつもはスパムメールしか来ないFiverrですが、その日は見たこともないメールが来たのです。メッセージの概要は日本人の親族にギフトを送りたいのでkiigo.jpというサイトでVISAのギフトカードを買ってそのコードを教えてほしいというもの。

しかも日本の大阪に親族がいて、甥っ子に送りたいとのこと。去年も送ってるが今年も送りたいので手伝ってほしいとのこと。その額なんと7万円。

シンガポールの人だったんで、お金持ちなんだろうなって思ってました。

詐欺師との実際のやりとり

ではさっそく、メッセージの一部始終をお見せします。生々しいやり取りをご覧ください。実際のメッセージは英語ですが、分かりやすくするために日本語に訳します。

それではどーぞ。

 

詐欺師「こんにちは。日本での購入についても相談にのってもらえますか?」

私「ハイ、ぜひやらせてください。ベストを尽くします。」

詐欺師「ありがとうございます。大阪に住んでいる親戚にプレゼントしたいのですが。kiigo.jpからのギフトが欲しいのですが、手伝ってもらえますか?」

私「ええ、大丈夫です。」

詐欺師「kiigoでe-visaが使えるか確認して、スクリーンショットを送ってもらえますか?」

私「購入したギフトコードを送ればいいのですか?」

詐欺師「その通りです。」

詐欺師「7万円分のギフトが必要なんだけど、買ってくれる?また、そのためのカスタムオファーを送ってもらえますか?」

私「了解しました。ギフトコードの購入金額をお知らせください。その後、GIGの金額をお知らせします。よろしいですか?」

詐欺師「はい、7万円分のギフトが必要なんですが、kiigoでe-visaを調べてスクリーンショットを送ってもらえますか?」

私「わかりました、今調べていますので、少々お待ちください。」

詐欺師「わかりました。」

私「VISAギフトカードは5万円までしか買えないのですが、2回に分けますか?」

詐欺師「ええ、それで良ければ。」

私「あと、キャンセルされたくないので、入金確認後にコードを送ってもいいですか?」

詐欺師「つまり、先に注文の代金を支払う必要があるということですね?」

私「そうです。」

詐欺師「もちろん構わないよ。カスタムgigを送ってくれますか?」

私「はい、ちょっと待ってください。」

詐欺師「はい。待ちます。」

詐欺師「手数料もかかると思うので、600ドルのカスタム・ギグを送ってもらえますか?」

1ドルが151円だったので7万円は約463ドル。Fiverrが20%の手数料を取るので手数料としてはプラスで92ドル。なので555ドルが支払額なので600ドルだと45ドルの収入となる。

私「本当に?よかった、600ドルでカスタム・ギグを作るよ。」

詐欺師「ありがとうございました。ただ、注文を支払った後、プレゼントを早く購入していただけると本当に助かります。」

私「カスタムギグを作りました。こちらで注文をお願いできますか?」

詐欺師「12~14時間待ってくれないか。12-14時間後に続けることは可能ですか?僕のほうでちょっと問題があって、寝たら直しますから。それでよければお願いします。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。」

ということでいったんやり取りは中断。翌朝。

詐欺師「続けていいですか?」

私「はい。どーぞ。」

詐欺師「今すぐ支払えばいいですか?」

私「はい。お願いします。」

詐欺師「今払っているところです。」

私「お願いします。」

詐欺師「お返事が遅くなり申し訳ございません。カードの限度額の関係で、今日1件、明日1件の注文を支払う必要がありそうです。」

この時点で最初に疑えばよかったです。600ドル(約9万円)の与信が取れないって、怪しいですよね。

私「350ドルのカスタム・ギグと250ドルのカスタム・ギグに分けます。350ドルのギグを注文してくれたら、まず4万円のギフトカードを購入します。それでどうでしょう?」

詐欺師「はい、それは完璧です。」

私「カスタムギグを作りました。チェックお願いします。」

詐欺師「完璧です。注文の支払い後、すぐに購入できますか?」

私「わかりました。急いで買います。どうかキャンセルしないでください。」

詐欺師「fiverrでは、注文をキャンセルするには、両者がキャンセルに同意する必要があるんだよ。」

私「なるほど。安心しました。2時間以内に購入しますので、少々お待ちください。」

詐欺師「もちろん、ありがとう。待っています」

私「こんにちは。kiigoでvisaギフトカードを買おうとしたのですが、クレジットカード払いに対応しておらず、コンビニ払いになってしまいました。すぐにコンビニに行く時間がないのですが、なるべく早く購入しますので時間をください。」

詐欺師「はい、お願いします。待っています。あと、完了したらチップとして50ドル追加で払うよ(店に買いに行く必要があることを知らなかったので)。」

ここも疑うべきポイントです。600ドルの与信が通せない人がチップで50ドル(約7500円)のチップを払えるわけがありません。プラス、チップで50ドルとか聞いたことありませんよね。

私「こんにちは。Fiverrの利用規約を確認しましたが、キャンセルについて、そのような記載は見当たりません。あなたが今年の2月から参加していることは確認しました。利用期間が短いのに、キャンセルに詳しいのは不思議な気がします。

購入をもう少し検討させていただきます。」

ここで詐欺を疑って、けん制を入れてみました。

詐欺師「もう少し検討するとはどういう意味ですか?私はすでに注文を支払った」

詐欺師「規約には両者の同意がなければ注文を取り消すことはできないと明記されている。」

詐欺師「注文を進めることが可能かどうかだけ教えてください。難しければ、それでも構いません。」

私「疑ってごめんなさい。私が担当する初めての受注なので、慎重になっています。私はこの受注を進めます。」

詐欺師「問題ありません。ありがとうございます。」

詐欺師「待っているよ」

・・・

 

やり取りはここで終了。このあとFiverrのカスタマーサポートによって強制的に注文がキャンセルされました。

The order was canceled by Customer Support17 Feb 2025, 16:23

 

という感じで、強制的にキャンセルされたので私がギフトコードを送ることはなかったのですが、振り返ってみれば詐欺だった可能性が極めて高いと思いました。

同様の事案を抱えてる方のお役に立てれば幸いです。

ごまさば